2008年9月15日月曜日

「総理」と「理事長」

どっちも「日本の顔」でリーダー中のリーダーのはずなのに、引き際を知らない感じがして情けないと感じます。

辞めちゃいけない時に辞めちゃう、辞めるべき時に辞めない、どっちもフツーの国民目線では理解不能です。

それぞれに事情はあったとしても、それが子供の無意識に与える影響ははかりしれません。

選んじゃったのは国民の選択(責任)だったのかなあ。

お二人とも、今頃はホっとされているのは共通でしょう。
お疲れ様でした。


・・・と、書いていたら、タイでは首相が料理番組に出演して報酬(交通費)を得たので憲法違反で失職して内閣総辞職とのニュースが。思わず笑っちゃいました。
リーダーもお国柄もいろいろですね。

2008年9月8日月曜日

理論と持論

長年お付き合いのある大学教授に、コピーライティングのセンスが高い先生が居られます。教授もコンサルタントも新しい概念を発見・開発してわかりやすく伝えるのが仕事だから当然ではありますが、これはやはり才能なんだなー、と感じさせるものがあります。

今回、なるほどと思わされたのは、「理論と持論」の認識です。

もうこの言葉の組み合わせを聞いただけで、「ああ、なるほど」と思わされます。数学・経済学と商学・経営学の違い、心理学とカウンセリング(私はカウンセリングは学問ではなく実践だと思っています)の違い、学会と企業の違い、学校で習うことと社会で学ぶことの違い等々、自分の知識や経験が整理されてきます。

と、同時に、「持論」と「自己流」の違いにも気づかされます。
似たようなものかもしれませんが、自己流を突き詰めて突き抜けたもの(他者を感心させるところまでいったもの)を私は「持論」だと思っています。そこまでいくと、持論は理論と似てくることもありますが、理論はもう少し汎用性が高くて多くの人にも役立つものでしょう。

芸術でもスポーツでも理論と持論はあると思いますが、基本に忠実と言われる人は理論派で、個性的な人は持論派なんでしょう。厳密に見ると、同じ人なんていませんけどね。

私自身は理論派のつもりですが、持論派だと思われることが多いようです。自分ではわかりませんが、個性的だね~と言われることが多いですから。極めてフツーで俗物な人間だと思っているのですが。ただ頑固なだけかな?

2008年9月3日水曜日

「笑える酒場」

我が家で仕事仲間と打合せの後に、近所の鮮魚の酒場に行きました。「居酒屋」ではなく、長いカウンターだけという「酒場」で、安くて美味いと評判だったので初めて暖簾をくぐってみたのですが、思いっきり「笑える酒場」でした。

繁盛している割には、店員さんは広い店に年配のおばちゃんの二人しかいなくて、大勢のお客さんを相手に厨房とカウンターを超多忙にひたすら往復しています。それでも注文した品がなかなか出てきません。

で、何が面白いって、このおばちゃんの対応です。あまり記憶力が無いのか、頼んだ注文がなかなか出てこなくて、しかも厨房の方も頼んだオーダーが出てくるのにかなり時間がかかります。簡単な注文の「冷や奴」なんかはすぐにポンっと出てくるのに、「あげなす」や「あなごの蒲焼き」という時間のかかりそうな奴は、3回くらい確認しても「何だっけ?」状態です。

よく見ていると、厨房から出てくる商品も誰が頼んだか忘れてしまうようで、「いわしの刺身は誰だっけ-?」「串カツ頼んだ人居る-?」という状態。最後には、行き先不明になったネタを「ねえ、これ美味しいけど食べない?」と営業活動になります。 それでも注文主が出ないと、在庫置き場らしきカウンターか保冷庫送りになります。新しくやってきたお客さんに、「これオススメだけど食べない?」と営業活動・・・。 (あれはもしかすると、厨房さんも記憶喪失気味の人なのかもしれません。笑)

フツーなら切れて怒るお客さんが多いはずなのですが、何かこのおばちゃんが憎めなくて面白いのです。愛想はあまり良くないのですが、人が悪いのではなく、「遅れてごめんね-。」とかちゃんと言ってくれますし。 しかーし、態度のでかいお客さんには容赦なく、注文が出てこなくてイー加減に切れたお客さんが「おい、酒!」と横柄に頼んだら、目があって一瞬の空白の後に、プイっと無視してしまいました。 (周りのお客さん一同、大爆笑。あー、今も思い出し笑い。)

こう書いていても上手く表現できないが残念です。筆舌し難いこの酒場はお客さんの笑いに溢れていました。本当に安くて美味い店でしたが、ここまで笑えるとは。いや、本当に久しぶりに心底、大笑いできました。 下町の大衆酒場って、良いですよー。