2008年5月31日土曜日

空弁・駅弁

この週末は大学院がオヤスミで、久しぶりに週休二日を味わっています。自宅でゆっくり貯まった仕事や読書や掃除・洗濯ができます。天気が今ひとつなのは残念・・・。
毎週、金曜日は岡山まで非常勤講師の出張をしておりますが、10時間の移動時間中の楽しみはやっぱりお弁当。あまり移動時間に余裕はありませんが、空港・駅で良さげなものを物色しています。

いろいろ派手なものもありますが、毎回食べるとやっぱり最終的にはシンプルな定番に落ち着きます。いろいろ試してみて、やっぱりこれかな、と落ち着いたのは以下の二つ。

・シウマイ弁当(崎陽軒)
・深川めし(JR東海⇒JR東日本版もありますが微妙に違う)

崎陽軒のシウマイ弁当は歴史も長いので相当に淘汰されてきたのでしょうね。内蓋も昔ながらの木の皮で、取ると裏側にご飯粒が張り付いている懐かしい感覚になります。深川めしもサラリーマン時代から愛着の定番で、下町の住人には濃いしょうゆの味付けがたまりません。日本人の朝食はやっぱりご飯だろ!と思わせます。

この二つの共通点は、一つ一つの材料が吟味されていてスキがないと同時にそれぞれのバランスが良いこと。幕の内弁当のように、やたら入っていて全体のハーモニーがないと食後の満足感が得られません。量があまり多くないことも共通点かな。もうちょっと食べたいナー、という気持ちで終わらせるのが巧いです。(なんだかオーケストラの演奏のようですネ。)
他には岡山駅の海鮮のちらし寿司。これも昔からの海の幸で定番ですが、最近、気に入っているのは駅直結のスーパーマーケットで売っているお弁当。駅弁ではありませんが、新鮮さでは一つ上の気がします(しかも値段が安い!)。
そういえば、大学院の平日授業は夜間(18:30-21:40)なので、いつも晩ご飯を食べるタイミングを失っています。授業前に近くのコンビニでパンやおにぎりを軽く食べるだけですが、何か良いお弁当はないかなあ。(あまり食べると授業で眠くなるのでヤバイですが・・・。)

2008年5月27日火曜日

時間・空間・シミュレーション

大学院で学ぶコトで一番、役立つものは新しいものの見方、「視点・視座」だと思います。

指導教官の教授は、「実験で確かめることが不可能な政策を分析する際には、時間比較・空間比較・シミュレーションを行いなさい。」とおっしゃいました。

これまで、「時間比較」(過去の近似例を調べる)と「空間比較」(海外の近似例を調べる)は必然と行ってきましたが、シミュレーションは殆ど考えていませんでした。

元々、科学分野でのシミュレーションは、過去の膨大な事例をモデル化して公式を編み出し、そこに変数を放り込んで結果を想定するという手法ですから、過去の時間比較の一つだと思っていました。

しかし先生に言われて改めて考えてみると、上記のような機械的なシミュレーションはスーパーコンピュータでもできますが、その中に「意志」が入ったシミュレーションになると想像力(創造力)のある人間にしかできない作業だと思いつきました。

 過去や世界がどうあったから、こうなるだろう、

ではなく、

 この世界や自分はこうなりたいから、こうなるべきだから、こうしたらどうなる?

というシミュレーションです。

見方を変えるとこのシミュレーションも、未来に向けての時間比較かもしれませんが、こう考えると何となく嬉しくなります。

だって、未来は自分で想像して創造するものですから。

・・・今日は天気も良く、気持ちの良い1日です。
   こんな当たり前の発想に気づき直せるのも、天気のせいかもしれません。
     ああ、SFの青い空が恋しいなあ。

2008年5月26日月曜日

大学院授業の期末選考プレゼン

明日(もう今日)は、大学院授業の「構造改革論」の期末選考で、15分程度のプレゼンテーションと質疑応答を行います。やっと資料が仕上がりましたが、試験での報告(プレゼン)というのは初めてなのでちょっと緊張します(嘘)。

まあ、社会人のプレゼンって、毎日試験のようなものですからね。

企業でのプレゼンには馴れているものの、授業で学生としての報告発表って、もしかすると大学3生のゼミ以来かな?当時のゼミの先生は、畏れ多くも日本の民法の権威で、期末試験で学生が200人受験して合格は7人という空恐ろしい教授でした。

あの頃と違って、こちらの問題意識があるから勉強も楽しいです。こんな時に限って仕事がヤマのようにやってきますが、XPに変えたPCが快調に動いているので今週はガンガン仕事と勉強をこなします。

さて次は、課題図書の書評作成に、4000字レポートに、またまたプレゼンに・・・。

2008年5月21日水曜日

期末選考期間

私の通う大学院は4期制をとっており、来週が1期めの最終週で期末選考になります。といっても、筆記試験は殆ど無く、レポートまたは短いプレゼンテーションが選考の中心です。記憶型の勉強方法をすっかり忘れ、理解型をとっている私には助かります。(適宜に詰め込みしない浅い理解になってしまいますが。)

そうは言いつつも、1期目はちょっと多めに履修しているので、レポートや報告資料をまとめるのは時間がかかって大変です。うっかり仕事を入れたりすると、1日が36時間位必要になります。

授業期間はinputの時期で、選考期間はoutputの時期ですが、やはり勉強にはoutputを行って初めて身につくと感じます。理解していても、頭の中で整理されないと、誰かにうまく説明することもできませんし、効率も悪いです。

ということで、選考期間を前向きにとらえておりますが、こんな時に仕事が飛び込んできたりします。「試験期間ですので来週までオヤスミです。」と言えたら良いのですが・・・。

*いろいろ言っておりますが、要は試験前であがいているのです。 (汗;)
⇒四の五の言わずに仕事&勉強しましょう!
 考える前に、行動、行動!

2008年5月19日月曜日

バージョン・ダウン

4月から新しいWINノートPCを使い始めておりましたが、ついにOSをバージョン・ダウン(VISTAからXPへ)しました。散々、頑張ってチューニングしてみましたが、あまりにもハング・アップが多いうえに重たくて、周辺機器の対応やXP用ソフトの対応不足、かつあんまり使い勝手も良くならないので。

内蔵ハードディスクを交換してOSを元に戻してアプリケーションを整えて環境を元に戻して・・・、これで3日間位潰れました。(+_+)

巷の雑誌には「もうVISTA」は大丈夫とか書いてあるのもありましたが、やはり実際に使ってみないとわかりませんね。大学の研究と同じく、メディア情報はフィールドワークで確認していく必要があります。

なんとか70%位まで元に戻しましたが、あ~、しんど。PCが無いと仕事も研究も停止しますので、仕方ありません。やっぱりPCの環境って安定が一番です。(本当はWIN2000まで戻してやろうかと思ったくらいです。)。

今回はちょっと特別な事情でPCを交換しましたが、昔から私のPC選びは「これから使えるソフトや将来性」ではなく、「今の時点で使えるソフトと信頼性」です。若けりゃ、いや違った、新しけりゃ良いってもんじゃありません。ゴルゴ13も最新型ではなく安定しているアサルト・ライフルを使っていますね。プロの道具選びもやっぱり信頼性でしょう!

2008年5月14日水曜日

直す方法を知らないのなら・・・

今日の昼の講義は、社会のリーダーシップに関するもので、とても良い話を聞けました。講義のテーマとは直接関係ないのですが、紹介されたお話しの中で、下記の言葉が心に残りました。

「直す方法を知らないのなら、どうか壊すのをやめてください。」

これは、1992年にリオデジャネイロで開かれた「地球環境サミット」において、当時12歳のカナダの少女(Severn Cullis-Suzuki)が大人に向けた発した6分間の短いスピーチの中の言葉で、「Severnの6分間(Severn's 6 minutes)」と言われる伝説的なスピーチになっているそうです。

全く知りませんでしたが、こんな素直な心に響かない大人にはなりたくないですね。

*YouTubeを探したら見つかりました。

▼日本語字幕付:
http://www.youtube.com/watch?v=C2g473JWAEg&feature=related

▼英語ディクテーションされた方のブログ:
http://blog.n-o-b.net/article/38987775.html

2008年5月13日火曜日

手強い相手

明日は朝から社会人のリーダーシップ研修を受けてから、大学で講義をして、晩からは大学院・・・。学んで、教えて、学んで・・・、我ながらよくやってるなあ、と思うこの頃です。でも、勉強しようと思ったら、これぐらい無理強いしないといけません。確実にアウトプット量よりインプット量が増えているのは嬉しいことです。

と、言いつつも、壁にぶつかった時は大学院を薦めてくれた先輩と話をします。
先日は、
「ご家族(奥さん&小さい子供×3)が居て仕事をしながらよく大学院に行けましたね!」と話したら、

「いや、女房や子供がいなければ頑張れなかったよ。」とおしゃっていました。・・・脱帽です。

しかしながら、ということは家族持ちより独り身の方が大変です。独り身だと自分が相手なので一番、手強いですからね。

さあ、明日も頑張ろう!


・・・最近、質素な生活が続き、出家した気分になってきました。
   悟りが開けるのは何時かな?笑


(家族を作って頑張るという選択肢もあるか・・・。⇒これは煩悩です。爆)

2008年5月12日月曜日

プライベート・レッスン

今日の授業は過半数が欠席で、出席者は2名。しかも1名はオブザーバーなので実質、私1名が受講者でした。

少数教育の極みで先生と殆どマンツーマン体制でご指導を受けてきました。日本の金融政策に関する講義ですが、流石に元官僚の先生なので日銀総裁任命の過程など面白かったです。

いろいろ個人的な議論までできたのは楽しいですが、金融関係の学生が居ればもっと盛り上がるのになあ。やはり社会人大学院では先生を交えて学生同士のディスカッションが勉強になりますから。

とても律儀な先生で1対1の今日のような講義でも手を抜かず、教室の一番前に座っている私に向かって熱い講義をして戴けました。

そういえば、先生は今日もマイクを使っていらっしゃいました。肉声で十分聞こえるのですが、なんか畏れ多くて勿体ないです。

2008年5月10日土曜日

並行読書の効果

大学院では流石に課題図書が多いです。それも読み応えのある専門書が多くかなりハードですが、良書を厳選して紹介してくれるので嬉しいです。

4月から、マクロ経済学、労働経済学、社会学、産業集積論、CSR論と、授業を通じて読み進め、加えて自分の分野であるカウンセリング心理学と、他分野に渡って読み進めてきましたが、最近になってそれぞれの学問分野の共通点や関係が見えてきて、理解が進んできました。

つまり、異分野(といっても割と近い分野の幅ですが)を並行して読んでいくと有機的に理解ができるようになるのですね。やはりこういった勉強の仕方は、仕事の中での実務(専門的に幅の狭いところだけ読む)では得がたいものです。

 続けていけば、世の中の真理が見えてくるのかな。

きっとこれが、学問するということなんですね。まだ授業にこちらの理解が追いついておりませんが、やっとペースはつかめて楽しくなってきました。今が大変なときですが、周りの同期生(年齢の幅はかなりありますが・・・)も頑張っておりますので、懸命に走ります。

2008年5月9日金曜日

初黒星

皆勤だった大学院の授業をついに欠席してしました。
まあ仕事上、どう考えても夜間の講義を全部出るというのは難しかったのですが、残念です。
緊張感を切らさないように頑張らないと。
今日も岡山の授業が終わったら、即行大学院です。

誰か昨日の講義のノートを見せてくれないかなあ・・・。

2008年5月6日火曜日

大学院の研究室

大学院で嬉しいのは自分のロッカーや研究室があることですね。居場所が貰えるって助かります。アメリカの大学と同じように、24時間使えたら言うことがないのですが。
 
研究室は、フリーアドレスで空いている席でも自由に使えますが、それだと席に設置されている本棚等は意味がないですね。自分の席が固定されると、巣作りしてしまう(理工系のような)院生が出てきそうですが。

*写真は大学院の研究室です。ビルは古いですが中身は改装してとても快適です。
 文献や資料等が殆どないのが残念ですが。

2008年5月5日月曜日

手作りの暖かさ

今日(4日)は大学時代からの知人のコンサートに行ってきました。いわゆるフォーク世代というやつで、アコースティック・サウンドとコーラスが中心で、私が心から愛するバンドです。

夭折されたメンバーの創作による数々の懐かしい名曲を一つ一つ大切に演奏されておりました。小さめのライブハウスは大学時代に夢中になっていた自分を思い出させてくれて、私にとっては最高の誕生日プレゼントでした。

企画も曲も告知も全部、手作り。どんなものでもそうですが、人の心が通った手作りのものほど暖かく心に染み入るものはありません。

 ~心の鍵を開けるのは強い力じゃなく、真っ直ぐに想う気持ち~

デジタル音楽全盛、ながら音楽全盛、こんな時代にこそ丁寧な手作りの暖かさを大切にして伝えたいと思います。私も負けないように頑張らなくちゃ。

2008年5月4日日曜日

知的空想旅行

大学院の課題図書で久しぶりに本格的な読書が続いています。まだ大学生の頃のような勉強感覚は戻っていませんが、GW中にちょっと集中力が上がりそうです。

元々の狙いでもあったのですが、大学院での勉強によって自分の知識を相対化するのが思った以上に面白いです。社会学の本では、先月も行ってきたSFのスタンフォード大学の系統を知り、対照的なバークレー大学の系統を知り、その背景にあるドイツの学者・理論(ナチズムでドイツから逃げてきた学者たち)に触れ・・・。

ややこしい理論の話の歴史的・宗教的背景を理解しながら、自分で見てきたSFの風景を思い出してみると、自分の知識や体験が有機的につながってきます。なんだか不思議な縁も感じます。

GWはあまり出かけずに、ネット経由の仕事と読書をしていますが、机の上から世界中に旅立っています。(空想癖がまた出てきたかなあ。)

ここ数年はあまり海外旅行にも行ってなかったので、今年は空想ではなくリアルな海外旅行にも行こうかな。空想に現実が重なると学習効果が大きいですからね。

しかし、勉強での知的空想(妄想?)旅行の方が安上がりかと思ってたけど、大学院の勉強も意外とお金がかかります。

2008年5月3日土曜日

GW突入


5月になり、急に初夏の陽気です。


GWは大学院が休みなので、貯まった宿題と課題図書をこなすには絶好の機会です。

さあ、ペースを作って頑張りましょう!


*写真は大学院の遠望です。

2008年5月2日金曜日

虎の穴で1日落着

今日は変な1日でした。連休前でいろいろと打合せが入っておりましたが、ドタキャンあり、変更あり、皆さん、休みの前に無理してスケジュールしていたのかな。

焦ったのは、慶応大学での講演依頼ですっかり三田だと思い込んでいたのですが、直前になって日吉とわかり、慌てて異動して滑り込みセーフ!

やれやれと思いきや、その後のアポがまた三田だったので、慌てて途中の中目黒に打合せ変更して貰う。

こんな感じでGW前の仕事が片付きました、最後の食事は「虎の穴」という焼き肉屋さん。予約もナシに歩いていて名前に惹かれて入ってしまいました。オープン・エアーのお店は良い感じでした。

なんの脈絡もありませんが、昼の打合せは築地の「親鸞」というアジアン・カフェと、郵便事業会社の中にあった虎ノ門の「Postal Cafe」。なにやら慌ただしい1日でした。GWはのんびり致します。

2008年5月1日木曜日

5月の新緑の風

←見かけた鯉のぼりです。

今日は支援している学生NPOの手伝いで代々木まで行きました。会議室にこもって、あーでもない、こーでもない、と学生に混じって(というか、私も今は学生です)熱く議論しておりました。

ふと窓の外を見ると、代々木公園の新緑が鮮やかで綺麗です。若葉の色は本当に活力を感じさせませす。最初に就職した会社のカンパニー・カラーも新緑の若草色でした。創業者の話では、いつまでも新鮮で若々しい気持ちであるように、ということでした。
今日の5月初日の風は爽やかというよりは、会議の熱気のような暖かさでしたが、これもまた若者のエネルギーのようで良いものです。
いろいろ迷っていた今年のペースも決まり、走り出す5月です。頑張っていきましょう!