2008年9月8日月曜日

理論と持論

長年お付き合いのある大学教授に、コピーライティングのセンスが高い先生が居られます。教授もコンサルタントも新しい概念を発見・開発してわかりやすく伝えるのが仕事だから当然ではありますが、これはやはり才能なんだなー、と感じさせるものがあります。

今回、なるほどと思わされたのは、「理論と持論」の認識です。

もうこの言葉の組み合わせを聞いただけで、「ああ、なるほど」と思わされます。数学・経済学と商学・経営学の違い、心理学とカウンセリング(私はカウンセリングは学問ではなく実践だと思っています)の違い、学会と企業の違い、学校で習うことと社会で学ぶことの違い等々、自分の知識や経験が整理されてきます。

と、同時に、「持論」と「自己流」の違いにも気づかされます。
似たようなものかもしれませんが、自己流を突き詰めて突き抜けたもの(他者を感心させるところまでいったもの)を私は「持論」だと思っています。そこまでいくと、持論は理論と似てくることもありますが、理論はもう少し汎用性が高くて多くの人にも役立つものでしょう。

芸術でもスポーツでも理論と持論はあると思いますが、基本に忠実と言われる人は理論派で、個性的な人は持論派なんでしょう。厳密に見ると、同じ人なんていませんけどね。

私自身は理論派のつもりですが、持論派だと思われることが多いようです。自分ではわかりませんが、個性的だね~と言われることが多いですから。極めてフツーで俗物な人間だと思っているのですが。ただ頑固なだけかな?

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