勤務する大学での手続きがあったので、昨日は横浜山手に行きました。
2011年3月30日水曜日
救助・復旧・復興
ものごとには何でもタイミングあります。報道でもそのあたりを語り始める余裕が出てきた(他に放送することが無くなった?笑)ので、救助・復旧・復興というフェイズを説明されるようになりました。
救助・復旧・復興、つまり、短期(即時)、中期、長期、の再生プランですね。
薬でもカウンセリングでも教育でも、それは同じで、どんなに良いものでもタイミングが外れると意味が無いだけでなく、逆効果になることがあります。
やはり生兵法は怪我の元ですな。
正論は誰もが口にしますが、プロとはその必要な時機をちゃんと心得ているということだと思います。
人事も同じで、よく「適材適所」と言いますが、もう一つ大事なのは「適時」なんですね。企業だと個人の都合を考える余裕がなく、個人の都合を企業も合わせて貰うことが多いです。人材育成の観点からは、本当は一人一人の適時を見たいんですけどね。
救助・復旧・復興、つまり、短期(即時)、中期、長期、の再生プランですね。
薬でもカウンセリングでも教育でも、それは同じで、どんなに良いものでもタイミングが外れると意味が無いだけでなく、逆効果になることがあります。
やはり生兵法は怪我の元ですな。
正論は誰もが口にしますが、プロとはその必要な時機をちゃんと心得ているということだと思います。
人事も同じで、よく「適材適所」と言いますが、もう一つ大事なのは「適時」なんですね。企業だと個人の都合を考える余裕がなく、個人の都合を企業も合わせて貰うことが多いです。人材育成の観点からは、本当は一人一人の適時を見たいんですけどね。
退学祝い
今週は大学の卒業行事のトップシーズンなのですが、災害の影響で何処の大学でも中止となり大学校舎は入校禁止になっているところが殆どです。
そんな中でも、内輪での卒業パーティーや謝恩会が盛んなのでしょう、電車に乗っていると袴やスーツ姿の学生集団を見かけます。
私の所属するゼミでも、立派に修論を書き上げて修了した方々が居られましたが、私もオマケで「退学祝い」を戴いてしまいました。
意図せざることで大学院を中退しますが、任務を終えたら復学して修論を書く予定です。学位とかには殆どこだわりはないのでこのまま退学でも良いのですが、途中で辞めるのは何となく嫌です。
キャリアにはアップもダウンもなく前進あるのみ、とも言いますが、キャリアには近道も遠回りも無いのかもしれません。
いまここにあるのが”私のキャリア”ですから。
Just my life!
人生、本当になにがあるかわかりませんが、だからこそ面白いです。
追伸:これから自分の履歴書を書くとき、初めて「退学」という文字が出てきますが楽しいですね。
そんな中でも、内輪での卒業パーティーや謝恩会が盛んなのでしょう、電車に乗っていると袴やスーツ姿の学生集団を見かけます。
私の所属するゼミでも、立派に修論を書き上げて修了した方々が居られましたが、私もオマケで「退学祝い」を戴いてしまいました。
意図せざることで大学院を中退しますが、任務を終えたら復学して修論を書く予定です。学位とかには殆どこだわりはないのでこのまま退学でも良いのですが、途中で辞めるのは何となく嫌です。
キャリアにはアップもダウンもなく前進あるのみ、とも言いますが、キャリアには近道も遠回りも無いのかもしれません。
いまここにあるのが”私のキャリア”ですから。
Just my life!
人生、本当になにがあるかわかりませんが、だからこそ面白いです。
追伸:これから自分の履歴書を書くとき、初めて「退学」という文字が出てきますが楽しいですね。
貧者の一灯
大学院の尊敬する先生の下記のつぶやきが気に入っています。
「今回の震災に際して、規律を守って辛抱強く対応されている被災者の方々、最前線で勇敢に救助、支援、復旧に当たっている方々に心から敬意を表します。貧者の一灯。本稿の原稿料は日経新聞社を通じて被災地のために寄付させていただくことにしました。」
私も真似して、某社の今月のコラム原稿料を赤十字に寄付することにしました。
こんな風に、みんながちょっとづつ支援していけば、きっと早く日本は復興すると思います。
で、これも先生のつぶやきです。
「私のささやかな決意。しっかり働いて、しっかり稼いで、しっかり税金を払い、残ったお金はしっかり使う。これが国民の一人として大震災からの復興に貢献する王道。」
これからの復興は遠く長い道のりですが、日本の強さはどんな災害でも耐えて乗り越えて再生するところだと思います。今の日本の計画停電下だって、こんなに豊かな国はありません。
「今回の震災に際して、規律を守って辛抱強く対応されている被災者の方々、最前線で勇敢に救助、支援、復旧に当たっている方々に心から敬意を表します。貧者の一灯。本稿の原稿料は日経新聞社を通じて被災地のために寄付させていただくことにしました。」
私も真似して、某社の今月のコラム原稿料を赤十字に寄付することにしました。
こんな風に、みんながちょっとづつ支援していけば、きっと早く日本は復興すると思います。
で、これも先生のつぶやきです。
「私のささやかな決意。しっかり働いて、しっかり稼いで、しっかり税金を払い、残ったお金はしっかり使う。これが国民の一人として大震災からの復興に貢献する王道。」
これからの復興は遠く長い道のりですが、日本の強さはどんな災害でも耐えて乗り越えて再生するところだと思います。今の日本の計画停電下だって、こんなに豊かな国はありません。
2011年3月24日木曜日
2011年3月23日水曜日
新学期の準備
この4月からは講義する大学が2校増えるので、授業の準備が約2倍になります。
(教科書を書いた方が速いかな-。本業の企業コンサルできるかな?)
新しいプログラムもあるので、なかなか大変ですが、今一番、考えているのは、この災害をどのような形で扱うかです。講義そのものは直接関係のある分野ではありませんが、今回の災害はおそらく今後多くの人の生き方に影響を与えることでしょう。
それがどんなものであって、それに対してどんなことを知っておいた方が良いのか。それをどう教えるか。
大学の役割はとても大きいと思います。
こんな時こそ、技術や精神の支柱になるような授業が必要です。
入学式等の大学行事は今年は中止になっても仕方ないですが、大学講義はできるだけ始まって欲しいと思います。これからの時代を創る若者の体と心を創っていかないと。こんな時こそ考える技術を身に付けないと。悩む精神力をつけないと。
それが教育者というか年長者の役割だと思っています。
野球選手は野球で、音楽家は音楽で、教員は教育で頑張りましょう。
(あ、私は選手会を支持しています。頑張れ、新井!)
(教科書を書いた方が速いかな-。本業の企業コンサルできるかな?)
新しいプログラムもあるので、なかなか大変ですが、今一番、考えているのは、この災害をどのような形で扱うかです。講義そのものは直接関係のある分野ではありませんが、今回の災害はおそらく今後多くの人の生き方に影響を与えることでしょう。
それがどんなものであって、それに対してどんなことを知っておいた方が良いのか。それをどう教えるか。
大学の役割はとても大きいと思います。
こんな時こそ、技術や精神の支柱になるような授業が必要です。
入学式等の大学行事は今年は中止になっても仕方ないですが、大学講義はできるだけ始まって欲しいと思います。これからの時代を創る若者の体と心を創っていかないと。こんな時こそ考える技術を身に付けないと。悩む精神力をつけないと。
それが教育者というか年長者の役割だと思っています。
野球選手は野球で、音楽家は音楽で、教員は教育で頑張りましょう。
(あ、私は選手会を支持しています。頑張れ、新井!)
2011年3月22日火曜日
2011年3月21日月曜日
日本の技術の強さ
原子力発電所の状態はまだ予断を許しませんが、ニュースで見る限りではだんだんと良い方に向かっているようです。これも必死に行動している現場の作業者・技術者のお陰だと思います。
原子力については、今後いろいろ議論されることでしょうが、それはさておき、日本の技術の強さについては感心しています。
「奇跡ってのは、起こしてこそ初めて、価値が出るものよ」という技術者の言葉がありますが、やはり奇跡は普段の(不断の)努力があって、はじめて起きるものだと思います。
2004年の中越地震の際に走行中の上越新幹線が脱線しましたが、幸いながら大きな怪我人は出ませんでした。あの時のニュースキャスターはスタジオに招いた技術者に向かって「安全神話の崩壊で海外向けのビジネスに影響ありますね!」と詰め寄っておりました。
が、その新幹線の技術者がいろいろな具体的材料をあげながら、「私は技術者として今回の出来事が奇跡だったということは言えませんが、これまでの研究開発や技術の結果だと信じています。」と全く動じることなく発言されていました。
また、昨年の満身創痍で戻ってきた「はやぶさ」の例もそうです。
確率で考えたら殆ど不可能に近い奇跡が起きています。
(いや、起こされています。)
平時には、過剰スペックで作りすぎると世界中から言われる日本の(安全)技術ですが、それらがあってはじめて起きている奇跡だと思います。
もっとも、今回の災害はそれでも想定外のレベルですね。そのため、ハイパーレスキューや自衛隊まであらゆる知恵と技術と体力を導入して協力しているところには本当に頭が下がります。
(しかし自衛隊の戦車が初めて実践投入されたのが、戦争ではなく詐害救助で良かったです。あの戦車のプラモデルを子供の頃に作りましたが、当時の核兵器を想定した防御がこんな形で役立つとは。)
原子力については、今後いろいろ議論されることでしょうが、それはさておき、日本の技術の強さについては感心しています。
「奇跡ってのは、起こしてこそ初めて、価値が出るものよ」という技術者の言葉がありますが、やはり奇跡は普段の(不断の)努力があって、はじめて起きるものだと思います。
2004年の中越地震の際に走行中の上越新幹線が脱線しましたが、幸いながら大きな怪我人は出ませんでした。あの時のニュースキャスターはスタジオに招いた技術者に向かって「安全神話の崩壊で海外向けのビジネスに影響ありますね!」と詰め寄っておりました。
が、その新幹線の技術者がいろいろな具体的材料をあげながら、「私は技術者として今回の出来事が奇跡だったということは言えませんが、これまでの研究開発や技術の結果だと信じています。」と全く動じることなく発言されていました。
また、昨年の満身創痍で戻ってきた「はやぶさ」の例もそうです。
確率で考えたら殆ど不可能に近い奇跡が起きています。
(いや、起こされています。)
平時には、過剰スペックで作りすぎると世界中から言われる日本の(安全)技術ですが、それらがあってはじめて起きている奇跡だと思います。
もっとも、今回の災害はそれでも想定外のレベルですね。そのため、ハイパーレスキューや自衛隊まであらゆる知恵と技術と体力を導入して協力しているところには本当に頭が下がります。
(しかし自衛隊の戦車が初めて実践投入されたのが、戦争ではなく詐害救助で良かったです。あの戦車のプラモデルを子供の頃に作りましたが、当時の核兵器を想定した防御がこんな形で役立つとは。)
2011年3月16日水曜日
2011年3月9日水曜日
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