2008年6月5日木曜日

手書きの暖かさ

▼こんな山奥の大学に毎週通っています。

少し前に「手作りの暖かさ」と書きましたが、先日は「手書きの暖かさ」を感じました。
田舎の大学で私の講義を受けて卒業した元学生さんから、手書きの手紙が届きました。縦書きの便せんに、「拝啓」から始まり「胸をはってお会いできますよう、頑張ります。」と締めくくられておりました。
ここ数日、仕事と研究等でPCの前に張り付いています。冷静に見ると、20年前のITが無い時代よりも何倍もの仕事をこなしています。それなのに、あの頃よりも精神的には余裕はずっと少なくなっていると思います。
そんな時、この手紙にホッと一息つきました。
都会のキレのある学生とは違いますが、真面目で素朴な学生さんで、授業後にカフェに雑談に誘うと喜んで付いてきて、卒業前には仲間と「謝恩会」を開いてくれました。
田舎の大学に行くのはキツイのですが、都会にないものが確かにあるから続けていられるのだと思います。
この週末は、私も彼に手紙を書こうと思います。
古い万年筆と便せんを取り出して・・・。

0 件のコメント: