2008年10月12日日曜日
パロ・アロト (Palo Alto ,CA USA)
パロ・アロト (Palo Alto ,CA USA) サンフランシスコから南へ車で30分ほど走るとハイテク・ベンチャー企業のメッカ、シリコンバレーがあります。その中心的存在になるのが、パロ・アロトにあるスタンフォード大学(1891年創設)です。
東海岸のアイビー・リーグのもつ権威的なイメージがないのは、アングロ・サクソンだけではなく世界中から優秀な人材が集まっているからでしょう。もう一つNYには無い陽気さとリベラルな雰囲気があるのは、やはり「カリフォルニアの青い空」のせいかもしれません。
写真は、オーバルと呼ばれるスタンフォード大学の入り口広場で、バレーボールや木陰で読書をする学生が大勢います。向こうに見えるのが、シンボルのフーバー・タワーで、広大なキャンパスは陽ざしと活気と笑顔にあふれています。スタンフォード大学の卒業生で「シリコンバレーの父」と呼ばれるフレデリック・ターマン教授がMITからこちらへ戻ってきた気持ちがわかります。
2008年10月8日水曜日
「感動はマニュアルからは生まれない」
革新的な手法をとっている病院経営のケーススタディでしたが、カリスマ的な院長の方針で、
「効率よりも効果を考える」
などなど、とても参考になる話が多かったです。
市場戦略の事業でしたが、今回は、チーム・ビルディングやモチベーション発揮、人材育成等が中心だったと思います。
経営学の中でもこういう話はほのぼのします。
前に読んだ、久石譲氏の、「感動をつくれますか?」を思い出しました。
この秋は、感動をつくるぞ!
(マニュアルではなく気紛れに動いているということなんですが・・・。笑)
2008年10月6日月曜日
戦略コンサルvsGoogle
先週のマーケティングの講義では商品戦略のケーススタディがありました。いくつかの経営判断の選択肢を選び、その論拠を議論するのですが、教授から回答を求められたある学生が・・・
「インターネットで調べたところによると、××というデータがあり・・・」
これを聞いた先生は、「ケーススタディは、ネットで調べずに与えられた課題だけで頭を使って考えて下さい。」とのご指導。
これはその通りです。不完全な情報の中でできるだけ的確な意志決定をするのが経営ですから。戦略コンサルタントの論理的思考のテクニックなどは、まさのそのプロのなせる技です。
・・・しかし。
しかし、どうも最近、疑問が湧いてきています。
確かに戦略コンサルのやり方が凄いのはわかりますが、ごくフツーの人間が短時間にググってそこそこ的確ならそれでも良いんじゃない?
(その方が超安くて速いし、誰でも大勢で一気にできちゃう。)
勿論、ググった情報が妥当かどうかを判断できる目を持たなければなりませし、それだけで判断するのは危険です。
Google(ネット社会)が可能ならしめたナレッジ社会は、人間の頭の使い方も相当に変えてしまいそうな気がします。
授業の最後にとある学生が質問して・・・、「今日のケーススタディでの先生のご判断を伺いたいのですが。」
師曰く、
「それは言いません。私が言うとそれを正解とみんなが思い込んでしまうのが心配なので。」
それはそうです。
しかし、「正解」ではなくとも「見解」は聞いてみたかったです。
選択肢(経営判断)には間違いはない、というのもわかりますが、現実にはもっとも納得のいく判断を一つしなければなりませんしね・・・。
2008年10月1日水曜日
人間の知恵
先日、金融業界出身のトップコンサルタントとこの件で雑談していて、
「結局、金融業の根源は、”欲”だからね。
日本は金を使わない豊かさを求めるべきだよ。」
との言葉に納得。
イスラム教では金利で稼ぐ金融業は禁じられているそうですが、これは人間の欲と知恵の限界を戒めているのかもしれません。
ピューリタンが興したアメリカも、最初は禁欲的労働を是としていたはずが、いつの間にか欲の方が目的になってしまったのかもしれません。
日本では「汗水流して働いて・・・」という労働観がありますが、これは儒教から来てるのかなあ。
今日は大学院で経営学の勉強でしたが、授業中に世界史や宗教や経済学の世界をあちこち夢想していました。
人間の長い歴史から生まれた智慧は大切にしたいと思います。
2008年9月15日月曜日
「総理」と「理事長」
辞めちゃいけない時に辞めちゃう、辞めるべき時に辞めない、どっちもフツーの国民目線では理解不能です。
それぞれに事情はあったとしても、それが子供の無意識に与える影響ははかりしれません。
選んじゃったのは国民の選択(責任)だったのかなあ。
お二人とも、今頃はホっとされているのは共通でしょう。
お疲れ様でした。
・・・と、書いていたら、タイでは首相が料理番組に出演して報酬(交通費)を得たので憲法違反で失職して内閣総辞職とのニュースが。思わず笑っちゃいました。
リーダーもお国柄もいろいろですね。
2008年9月8日月曜日
理論と持論
今回、なるほどと思わされたのは、「理論と持論」の認識です。
もうこの言葉の組み合わせを聞いただけで、「ああ、なるほど」と思わされます。数学・経済学と商学・経営学の違い、心理学とカウンセリング(私はカウンセリングは学問ではなく実践だと思っています)の違い、学会と企業の違い、学校で習うことと社会で学ぶことの違い等々、自分の知識や経験が整理されてきます。
と、同時に、「持論」と「自己流」の違いにも気づかされます。
似たようなものかもしれませんが、自己流を突き詰めて突き抜けたもの(他者を感心させるところまでいったもの)を私は「持論」だと思っています。そこまでいくと、持論は理論と似てくることもありますが、理論はもう少し汎用性が高くて多くの人にも役立つものでしょう。
芸術でもスポーツでも理論と持論はあると思いますが、基本に忠実と言われる人は理論派で、個性的な人は持論派なんでしょう。厳密に見ると、同じ人なんていませんけどね。
私自身は理論派のつもりですが、持論派だと思われることが多いようです。自分ではわかりませんが、個性的だね~と言われることが多いですから。極めてフツーで俗物な人間だと思っているのですが。ただ頑固なだけかな?
2008年9月3日水曜日
「笑える酒場」
繁盛している割には、店員さんは広い店に年配のおばちゃんの二人しかいなくて、大勢のお客さんを相手に厨房とカウンターを超多忙にひたすら往復しています。それでも注文した品がなかなか出てきません。
で、何が面白いって、このおばちゃんの対応です。あまり記憶力が無いのか、頼んだ注文がなかなか出てこなくて、しかも厨房の方も頼んだオーダーが出てくるのにかなり時間がかかります。簡単な注文の「冷や奴」なんかはすぐにポンっと出てくるのに、「あげなす」や「あなごの蒲焼き」という時間のかかりそうな奴は、3回くらい確認しても「何だっけ?」状態です。
よく見ていると、厨房から出てくる商品も誰が頼んだか忘れてしまうようで、「いわしの刺身は誰だっけ-?」「串カツ頼んだ人居る-?」という状態。最後には、行き先不明になったネタを「ねえ、これ美味しいけど食べない?」と営業活動になります。 それでも注文主が出ないと、在庫置き場らしきカウンターか保冷庫送りになります。新しくやってきたお客さんに、「これオススメだけど食べない?」と営業活動・・・。 (あれはもしかすると、厨房さんも記憶喪失気味の人なのかもしれません。笑)
フツーなら切れて怒るお客さんが多いはずなのですが、何かこのおばちゃんが憎めなくて面白いのです。愛想はあまり良くないのですが、人が悪いのではなく、「遅れてごめんね-。」とかちゃんと言ってくれますし。 しかーし、態度のでかいお客さんには容赦なく、注文が出てこなくてイー加減に切れたお客さんが「おい、酒!」と横柄に頼んだら、目があって一瞬の空白の後に、プイっと無視してしまいました。 (周りのお客さん一同、大爆笑。あー、今も思い出し笑い。)
2008年8月26日火曜日
夏合宿の季節
昨日は支援している学生NPOの夏合宿のトレーニングに行ってきました。約30名の学生に、コーチング&ファシリテーションを教えてきたのですが、皆さん優秀で飲み込みが早いこと早いこと。
彼らは今日から始まる夏合宿で後輩指導をするために集まったのですが、そういった先輩の陰の努力は素晴らしと思います。実際は初めてリーダーシップをとって後輩に教える人も多く、緊張で一杯の人も居りました。しかし、リーダーは最初からリーダーではなく、経験してからリーダーになるものですね。この夏合宿で頑張って彼らがまた一回り大きな先輩になれますように・・・。
この時期、大学生時代は運動部で地方で合宿でした。山形の蔵王温泉が多かったのですが、石段でダッシュにウサギ跳び、体育館でフットワークに筋トレしてシャトルを追っかける。毎日、筋肉痛との戦いで、あの頃は朝起きるのが辛かったです。「なんでこんなところまで合宿に来てるんだろ?」と我に返ってしまうこともしばしば。
そんな時、OBの先輩がやってきて飲み物や果物を差し入れしてくれるのが嬉しかったです。
(その分、またしごかれるのですが・・・。)
辛いことも今思うと良い思い出です。やっぱり楽しいことより辛いことの方が記憶に残って人間を育てるのかな。今風ではありませんが、コーチングなんて理論や言葉ではなく、「根性」「気合い」「精神力」もまた良いものだと思います。80年代のノスタルジーですね。
蔵王高原の夜は涼しくて、練習後の温泉がメチャクチャ嬉しかったです。
また行きたいなあ。
2008年8月19日火曜日
ボストン(Boston ,MA USA)
アメリカで大学のある街といえば、まずここボストンが浮かぶでしょう。米国の発祥の地といえるこの街は、無数の大学を擁する魅力的な街です。文化、自然、エンターテイメント、一度、訪れた人を魅了してやまない学園都市です。
未だに日本からの直行便はなく、シカゴやNYから乗り継ぐことになるせいか、LAやNYと比べるとずっと日本人は少なめでしたが、地下鉄に乗っていても日本語を耳にすることがあります。最近では大リーガーの松坂投手(レッドソックス)を応援にやってくるのかもしれません。毎年秋には日本人留学生を対象としたJobFairが開催され、全米から日本人留学生がやってきて街中のホテルが占領されます。
写真は、ハーバード大学のキャンパスです。ボストン市内から地下鉄で20分。大学内には博物館、美術館など見るところも多く、飽きません。日本食材を扱う店やレストランもあり、寿司は結構、美味しいです。(ボストンは酢が手に入らないので酢飯はどうしているのかな・・・。)
2008年8月13日水曜日
ハーレム・ナイト
予約したレストランは、前から行きたいと思っていたベトナム料理の一角の御座敷席で、席に着いたら学生の一人が、「先生、今日はハーレムですね♪」
と、言われて初めてちょっと意識してしまいました。ポッ。
よく考えてみたらこんなシーンは滅多にありません。
仕事仲間の独身男達に話したら羨ましがられるだろうなあ、と同時に「それで何も無かったのか!?」と突っ込まれることでしょう。
(ええ、何もありませんとも。)
今では慣れちゃいましたが、女子大学で講師に呼ばれたとき、最初は結構、緊張していましたね。
不思議なもので、自分の状態や心に自分では気づかないことがあります。
人に言われて初めて意識することってありませんか?
自分が誰かを好きだと気づくのは、誰かに言われてからとかね。
つきあいが長すぎると、出会った頃のときめきも何処かに行ってしまうのかもしれません。
・・・念のために書いておきますが、理工系の男子学生だけの大学のクラスでも講義していますが、彼らになつかれても一度たりともときめいたことはありません。
(高校の時に、男友達に言い寄られたことはありますが。汗;)
お陰様で大学院での疲れをしっかり充電できました。笑
2008年8月3日日曜日
夏期講習のデジャビュ
ああ、大学受験や中学受験の時の予備校の夏期講習か!と気づきました。小学生の夏休みに上智大学が会場でよく夏期講習に行ったのです。遊びたい盛りの週末や夏休みに勉強するなんて、「大人になったら絶対、するもんか!」とか思いながら歩いていたような。(やっちゃってますね。笑)
2008年7月29日火曜日
中学生からの評価
幸い、どの感想文も「また来て下さい。」と好意的でホッとしました。
(お世辞でも嬉しいです。そうやって大人になるんだネ。笑)
なかには「いつか教わる側から教える側になりたいと思います。」「『人』と『人間』の違いがわかりました。」等、深いところまで理解してくれている子もいて嬉しかったです。中学生の理解は本当に幅広いです。
今回、一番、重点的に教えたのは「コミュニケーションの取り方」、いわゆる傾聴法です。相手の話を積極的に関心をもって聴くことの大切さと効果、逆に無視されることの辛さや悲しさを伝えてきました。この点はほぼ全員が感想に書いてくれたので良かったです。
一番、ウケの良かったのが、ツカミで持って行った「少年ジャンプ」の話題です。チャクラの修行を教えたら教室中が大騒ぎになって収拾がつかなくなるほどでした。
(これが一番、効果があったような・・・。)
私たちの未来である子供達に、何か伝えられていたら嬉しいことです。
中学での強烈な記憶体験は一生残るものですからね。
いや、それにしても緊張の講演でした。
でも中学生との触れ合いのコツがわかった気がするので、また機会があればチャレンジしたいと思います。
2008年7月22日火曜日
恋愛と結婚は別物
と、言っても色っぽい話ではありません。大学院のゼミの話です。
大学院を選ぶのに一番のポイントは一にも二にも指導教官です。師弟関係を結ぶわけですから。学会や講演会等で事前にいろいろな先生と触れ合い、お付き合いしてから”これは!”と思う先生を選ぶわけです。私も今回は4人の先生の中から考え抜いて選びました。
その選択には誤りも後悔もまったくありませんが、いざ時間をともにして深いお付き合いが始まると、それまでとは全く違った面が見えてきて驚くことがあります。これはきっと結婚と同じです。結婚と違って丸一日中、一緒にいるわけではないのでその点は助かりますが。
⇒もっとも結婚経験がないので本当のことはわかりません。 (^_^;
それまで見なかった考え方や気性やクセがわかってきて、そこから改めて相互理解の努力をしていくところは、本当に結婚や就職と同じではないかと思います。最近はすぐにわかれてしまうことも多いようですが、余程のことが無い限りリセットには反対です。敬遠はクセになりそうだしね。
私の場合は、指導教官の先生の分野が私も好きな分野(コンピュータ、統計学)だったので幸いです。でも仮に知らない分野だったとしても、興味をもってあたることが大切だと思っています。社会人になると仕事のうまいこなし方やかわし方も覚えて世渡り上手になりますが、20代後半の頃、新しい仕事に新鮮味ではなく面倒くささを覚えた時、「あ、これは年を取ったな。いかん、いかん。」と感じました。
人間、いくつになっても新鮮な気分で人や仕事とお付き合いしていきたいものですね。きっと先生も生徒の新たな面を発見して笑っている(困っている?)と思います。
~人の一生は重き荷物を背負うて坂道を行くが如し~ 笑
2008年7月15日火曜日
ウィリアムズ・タウン(Williams Town ,MA USA)
仕事や趣味で訪ねた「大学のある街」を紹介していきます。
ウィリアムズ・タウンは米国マサチューセッツ州の西のはずれ、紅葉で有名なバークシャー地方にある街です。この町の中心であるウィリアムズ・カレッジは、ハーバード大学に次ぐ歴史(1793年創設)をもつ由緒ある大学で、所蔵の美術館の絵画等も充実しています。版画で有名なノーマンロックウェルの美術館も近く、素朴なB&B(Bed & Breakfast)で落ち着いた一日が過ごせます。
ふと入ったホテルのフロントに偶然にも日本人の従業員が居て、「いらしゃいませ!」と声をかけられたのは驚きました。フロントの方も、日本人は滅多に来ないので嬉しくなった声をかけました、とのこと。ボストンからハイウェイを飛ばして約4時間位はかかりますからね。こんな田舎の落ち着いた大学に居たら、身も心も清く正しく美しくなりそうです。若者を都市の誘惑から隔離して勉強させようということだったのかもしれませんね。
2008年7月10日木曜日
キャリアモデルのランキング
1位:イチロー
2位:織田信長
3位:アインシュタイン
この大学は理工系学生で受講生は男子だけなので科学者や研究者をあげる人が多いです。逆に人気の無いのは政治家や(品のない)お笑い芸人等です。
同様のアンケートを女子大学で見てみると・・・(昨年の集計です)
1位:マザー・テレサ
2位:オードリー・ヘップバーン
3位:イチロー
流石にイチローは男女国内外を問わずスーパースターになっているようですね。
このアンケートを見ていると、最近のトレンドや学生の指向がわかって面白いです。なかには杉原千畝やノーマン・ロックウェル等の渋い偉人を知っている学生も居てうれしくなります。
~ Everybody’s searching for a hero,
People need someone look up to. ~
最終講義の感想文では、「この講義が後期にも無いのは残念です。」「今までにない面白い授業でためになりました。」とか書いてくれている学生も居て、教育に関わる者への報酬ですね。
さて、来週はレポートを採点して成績をつけて・・・。
2008年7月6日日曜日
三つの事実
先週の研修講師の仕事では「論理的思考」をテーマにした日があったのですが、たまたま大学院でも似たようなテーマ(クリティカル・シンキング)の授業でした。論理的思考(ロジカル・シンキング)は、いろんな解釈がありますが、まずは目の前の「事実」をしっかり捉えることが大切と話してきました。
1.客観的な事実 ⇒測定可能で客観的な現実
2.個人的心象の事実 ⇒本人だけの感情による事実
3.解釈された事実 ⇒完全に測定されてないが推論される事実
またまた恋愛を例にすると、
1.彼女は女である。
2.彼女は私にとって最高の女である。
3.彼女は多分、私にとって最後の妻である。
仕事や日常生活では1.が当然の事実として扱われますが、コンサルティングやカウンセリングの世界で話を聴いていると、クライアントの話す事実は、必ずしも1.ではありません。(でも、本人にとっては紛れもない事実です。)
コンサルティングではバッサリ心象や感情を切り捨てた1.の仕事の現実の世界に入っていけますが、カウンセリングでは2.と3.も大切にします。 聴いているこちらにも心象や解釈の事実があるので、そこに注意しながら共有していくのがなかなか難しいところです。
『コンサルファームでの経験と、カウンセリングの勉強が、こんなに日々の仕事や大学院での勉強に役立つとは思っていませんでした。』
・・・というのは、まだまだ「解釈された事実」です。
早く「客観的な事実」(実力)となって欲しいものです。
2008年6月30日月曜日
三つの人生の見方
1.人生はフラストレーションがあるのが普通である。
・・・世の中は自分のために作られたのではなく、自分がこの世の中に生まれてきたのだから。
2.人生の出来事が人を幸・不幸にするのではなく、その出来事をどう受け止めるかで左右される。
・・・出来事そのものに感情はなく、その出来事をどうみるかで感情が生まれる。
3.犬に人生の目的が無いように(ホントカナ?)、人間にも人生の目的はない。
・・・だから、自分の生きる意味は自分で創っていくものだ。
カウンセリングの先生から習った見方ですが、現実的な見方ですね。
学生さんに話したら、超前向きですね、と言われそうですが、それで良いんです。
だって、My Lifeですから。
上の2.の見方では、以下のような具体例をあげています。
出来事:彼女にフラれた。
⇒論理1:私にとって彼女が最高の女性だ。
⇒感情1:だからやるせない。
これを、
⇒論理2:彼女だけが女じゃない。
⇒感情2:ま、いーか。次、行ってみよう。
とするわけですが、あまりに論理療法を使いすぎると物わかりの良い人物になり過ぎてしまいます。
だから、
⇒それでは人生の意味がない。
⇒時には現実(出来事)を変えてみる勇気が必要だ。
⇒彼女にもう一度アタックしよう!
という再チャレンジも進めます。コーチング仲間から「他人と過去は変えられない。」という言葉を何度も聞かされ過ぎたせいか、この考え方が気に入っています。
特に最近の若者はダメモトはやらないので、若いうちには寄り道や無駄なこともやってみようよ、と伝えています。笑
2008年6月22日日曜日
二人の新社会人からのメール
今日、偶然にもこの春に就職した二人の新社会人からメールが届きました。 一人は「元気に頑張っています!」、一人は「心が折れそうです・・・」というまったく対照的な内容で。
それぞれの事情はわかりませんが、社会に出るとこれまでとは異なる人間関係にぶつかり楽しんだり悩んだりすることでしょう。大学と違って同質・同文化・同年齢・同価値基準ではない人々と触れ合うわけですから。
私がサラリーマンで「心が折れて」本当に辛かったときは、「心を置いて」仕事をしていました。考えると辛くなるから何も考えずに。
人生、回り道や寄り道があっても良いです。と言っても何が回り道で寄り道かは歩んでいるときにはわかりません。だから辛いんだけど、確かなことは時間も道も前に進むだけだということ。そうすればいつかきっと見えてくるはず。
「時計の針を戻すことはできないが、自らの意志で進めることはできる。」という名言がありますが、大変な時は仕事にのめり込んで早く乗り切る、というのもありだと思います。「攻撃は最大の防御」とも言いますし(違うか?)。
明けない梅雨はないし、朝の来ない夜もない。 天気は今ひとつですが、新社会人たちが月曜日の朝をそれぞれに楽しく迎えられますように。
2008年6月20日金曜日
泣きのギターが聴きたくなる
今日、感じたのは、ヤマハのギターのSGシリーズ。 (古い・・・)
カルロス・サンタナ、高中正義、野呂一生、「泣きのギター」演奏に惹き付けられます。(角松敏生も使っていたような・・・?)
特定の音が妙に印象に残るって不思議ですが、これは自分の食べ慣れた好きな食べ物みたいです。(これがソウル・フードってやつかな?)
下町の私は時々、もんじゃ焼きが無性に食べたくなります。
そんな感覚がきっと聴覚にもあるんでしょうね。
創造的に考える仕事は大切なんですが、対局のこういった無心に作業をする仕事も精神衛生上は大切だと思います。最近、この手の仕事が企業からドンドン減ってしまって、息抜き(?)ができなくなったような。
2008年6月15日日曜日
ホカホカ家族
午後から大学の先輩夫婦と新宿でお茶してきました。
時間差で最初に旦那様の方といろいろ雑談。3人のお子さんのこと、パソコンのこと、大学のOB会のこと・・・。
後からやってきた奥様は、息せき切って同じく、3人のお子さんのこと、パソコンのこと、大学のOB会のこと・・・。
同じ話をそれぞれの方向から2回聞いてましたが、旦那さんと奥さんの視点が微妙に(かなり?)違うので面白かったです。
旦那様がとても良くできた人物で、奥さんがこの春から大学院に通い始めたので、激務の仕事をこなしつつ家事をいろいろ手伝っています。奥さんはますます勉強にのめり込んできて、晩ご飯を作る時間もなくなってきたので、今では旦那様の方が晩ご飯を作る方が多くなったとか。
数年前には旦那様が会社を辞めて大学院に行っていたのですが、その時は奥さんが稼ぎ頭で家庭を支えており、旦那様が家事係でした。
旦那様は、「俺が大学院に行っていた時は95%家事をこなしていたのに、女房は100%大学院で家事は5%位だよ。」と嘆いていました。
奥さんに言わせると、「主人は私が大学院に行っているのに家事を全然やってくれないのよ!」とのこと。
真相は一週間ホカ弁を食べさせられ続けた育ち盛りのお子さんの「晩ご飯を作るのは母親の役割だろう!(お母さんのご飯が食べたい!)」という怒りの発言でしょう。それを聞いて旦那様がまた慌てて晩ご飯を作っている・・・。
ともあれ、夫婦円満なご家族で羨ましいですね。
ホカ弁のような・・・、いやいや、今日、干した布団のようにホカホカのご家庭です。
2008年6月14日土曜日
思っていても口に出してはいけないこと
事件の詳細が報道されてきて事件の背景も見えてきたようですが、加害者の言動から感じるのは、あまりに他責的な考え方で自分の衝動を我慢できないところです。確かに今の豊かな時代は、選択の余地が多くて我慢する必要が少なくなりました。私自身、コンビニでちょっと人が並ぶとイラッとす時など、危ないなと感じますが。(私だけかな?)また、ネット社会の匿名性は人間の隠された人格を表出させる非常に危ない側面があります。
「思っていても口に出してはいけないこと。」
これを知ることって、社会人としてとても大事なことなのですが、匿名性の高いネット社会でつい話し放題しているうちに、その人格主張に歯止めがきかなくなり、ネット上の人格にリアルな人間の方がコントロールされるようになる。フロイトの深層心理の暴走を感じさせます。
だから小中学生に携帯電話を持たせないようにしよう、という提言に私は賛成です。利便性に慣れてしまった親は反対するかもしれませんが歯止めのきかない(我慢のできない)子供にしてしまう危険性の方が大きいと思います。それに本当に問題は、それを我慢できなくなった親のような気がします。
子供は伸び伸びと育って欲しいですが、どこかで制約されることも教えなければなりません。それは大人にしかできない「しつけ」「教育」でしょう。
タイトルからズレてしまったかもしれませんが、辛いことを心に秘めて頑張る力は貴重で大切にしたいと思います。それはネットではなく信頼できるほんの誰かにだけ話せば良いことです。(そういう人を身近に見つけられなくなったのが今の問題かな。)
「人は一人だけど独りではない。」
そう信じていたいものです。
2008年6月5日木曜日
手書きの暖かさ
古い万年筆と便せんを取り出して・・・。
2008年5月31日土曜日
空弁・駅弁
毎週、金曜日は岡山まで非常勤講師の出張をしておりますが、10時間の移動時間中の楽しみはやっぱりお弁当。あまり移動時間に余裕はありませんが、空港・駅で良さげなものを物色しています。
いろいろ派手なものもありますが、毎回食べるとやっぱり最終的にはシンプルな定番に落ち着きます。いろいろ試してみて、やっぱりこれかな、と落ち着いたのは以下の二つ。
この二つの共通点は、一つ一つの材料が吟味されていてスキがないと同時にそれぞれのバランスが良いこと。幕の内弁当のように、やたら入っていて全体のハーモニーがないと食後の満足感が得られません。量があまり多くないことも共通点かな。もうちょっと食べたいナー、という気持ちで終わらせるのが巧いです。(なんだかオーケストラの演奏のようですネ。)
2008年5月27日火曜日
時間・空間・シミュレーション
指導教官の教授は、「実験で確かめることが不可能な政策を分析する際には、時間比較・空間比較・シミュレーションを行いなさい。」とおっしゃいました。
これまで、「時間比較」(過去の近似例を調べる)と「空間比較」(海外の近似例を調べる)は必然と行ってきましたが、シミュレーションは殆ど考えていませんでした。
元々、科学分野でのシミュレーションは、過去の膨大な事例をモデル化して公式を編み出し、そこに変数を放り込んで結果を想定するという手法ですから、過去の時間比較の一つだと思っていました。
しかし先生に言われて改めて考えてみると、上記のような機械的なシミュレーションはスーパーコンピュータでもできますが、その中に「意志」が入ったシミュレーションになると想像力(創造力)のある人間にしかできない作業だと思いつきました。
過去や世界がどうあったから、こうなるだろう、
ではなく、
この世界や自分はこうなりたいから、こうなるべきだから、こうしたらどうなる?
というシミュレーションです。
見方を変えるとこのシミュレーションも、未来に向けての時間比較かもしれませんが、こう考えると何となく嬉しくなります。
だって、未来は自分で想像して創造するものですから。
・・・今日は天気も良く、気持ちの良い1日です。
こんな当たり前の発想に気づき直せるのも、天気のせいかもしれません。
ああ、SFの青い空が恋しいなあ。
2008年5月26日月曜日
大学院授業の期末選考プレゼン
明日(もう今日)は、大学院授業の「構造改革論」の期末選考で、15分程度のプレゼンテーションと質疑応答を行います。やっと資料が仕上がりましたが、試験での報告(プレゼン)というのは初めてなのでちょっと緊張します(嘘)。
まあ、社会人のプレゼンって、毎日試験のようなものですからね。
企業でのプレゼンには馴れているものの、授業で学生としての報告発表って、もしかすると大学3生のゼミ以来かな?当時のゼミの先生は、畏れ多くも日本の民法の権威で、期末試験で学生が200人受験して合格は7人という空恐ろしい教授でした。
あの頃と違って、こちらの問題意識があるから勉強も楽しいです。こんな時に限って仕事がヤマのようにやってきますが、XPに変えたPCが快調に動いているので今週はガンガン仕事と勉強をこなします。
さて次は、課題図書の書評作成に、4000字レポートに、またまたプレゼンに・・・。
2008年5月21日水曜日
期末選考期間
そうは言いつつも、1期目はちょっと多めに履修しているので、レポートや報告資料をまとめるのは時間がかかって大変です。うっかり仕事を入れたりすると、1日が36時間位必要になります。
授業期間はinputの時期で、選考期間はoutputの時期ですが、やはり勉強にはoutputを行って初めて身につくと感じます。理解していても、頭の中で整理されないと、誰かにうまく説明することもできませんし、効率も悪いです。
ということで、選考期間を前向きにとらえておりますが、こんな時に仕事が飛び込んできたりします。「試験期間ですので来週までオヤスミです。」と言えたら良いのですが・・・。
*いろいろ言っておりますが、要は試験前であがいているのです。 (汗;)
⇒四の五の言わずに仕事&勉強しましょう!
考える前に、行動、行動!
2008年5月19日月曜日
バージョン・ダウン
2008年5月14日水曜日
直す方法を知らないのなら・・・
「直す方法を知らないのなら、どうか壊すのをやめてください。」
これは、1992年にリオデジャネイロで開かれた「地球環境サミット」において、当時12歳のカナダの少女(Severn Cullis-Suzuki)が大人に向けた発した6分間の短いスピーチの中の言葉で、「Severnの6分間(Severn's 6 minutes)」と言われる伝説的なスピーチになっているそうです。
全く知りませんでしたが、こんな素直な心に響かない大人にはなりたくないですね。
*YouTubeを探したら見つかりました。
▼日本語字幕付:
http://www.youtube.com/watch?v=C2g473JWAEg&feature=related
▼英語ディクテーションされた方のブログ:
http://blog.n-o-b.net/article/38987775.html
2008年5月13日火曜日
手強い相手
と、言いつつも、壁にぶつかった時は大学院を薦めてくれた先輩と話をします。
先日は、
「ご家族(奥さん&小さい子供×3)が居て仕事をしながらよく大学院に行けましたね!」と話したら、
「いや、女房や子供がいなければ頑張れなかったよ。」とおしゃっていました。・・・脱帽です。
しかしながら、ということは家族持ちより独り身の方が大変です。独り身だと自分が相手なので一番、手強いですからね。
さあ、明日も頑張ろう!
・・・最近、質素な生活が続き、出家した気分になってきました。
悟りが開けるのは何時かな?笑
(家族を作って頑張るという選択肢もあるか・・・。⇒これは煩悩です。爆)
2008年5月12日月曜日
プライベート・レッスン
少数教育の極みで先生と殆どマンツーマン体制でご指導を受けてきました。日本の金融政策に関する講義ですが、流石に元官僚の先生なので日銀総裁任命の過程など面白かったです。
いろいろ個人的な議論までできたのは楽しいですが、金融関係の学生が居ればもっと盛り上がるのになあ。やはり社会人大学院では先生を交えて学生同士のディスカッションが勉強になりますから。
とても律儀な先生で1対1の今日のような講義でも手を抜かず、教室の一番前に座っている私に向かって熱い講義をして戴けました。
そういえば、先生は今日もマイクを使っていらっしゃいました。肉声で十分聞こえるのですが、なんか畏れ多くて勿体ないです。
2008年5月10日土曜日
並行読書の効果
4月から、マクロ経済学、労働経済学、社会学、産業集積論、CSR論と、授業を通じて読み進め、加えて自分の分野であるカウンセリング心理学と、他分野に渡って読み進めてきましたが、最近になってそれぞれの学問分野の共通点や関係が見えてきて、理解が進んできました。
つまり、異分野(といっても割と近い分野の幅ですが)を並行して読んでいくと有機的に理解ができるようになるのですね。やはりこういった勉強の仕方は、仕事の中での実務(専門的に幅の狭いところだけ読む)では得がたいものです。
続けていけば、世の中の真理が見えてくるのかな。
きっとこれが、学問するということなんですね。まだ授業にこちらの理解が追いついておりませんが、やっとペースはつかめて楽しくなってきました。今が大変なときですが、周りの同期生(年齢の幅はかなりありますが・・・)も頑張っておりますので、懸命に走ります。
2008年5月9日金曜日
2008年5月6日火曜日
2008年5月5日月曜日
手作りの暖かさ
夭折されたメンバーの創作による数々の懐かしい名曲を一つ一つ大切に演奏されておりました。小さめのライブハウスは大学時代に夢中になっていた自分を思い出させてくれて、私にとっては最高の誕生日プレゼントでした。
企画も曲も告知も全部、手作り。どんなものでもそうですが、人の心が通った手作りのものほど暖かく心に染み入るものはありません。
~心の鍵を開けるのは強い力じゃなく、真っ直ぐに想う気持ち~
デジタル音楽全盛、ながら音楽全盛、こんな時代にこそ丁寧な手作りの暖かさを大切にして伝えたいと思います。私も負けないように頑張らなくちゃ。
2008年5月4日日曜日
知的空想旅行
元々の狙いでもあったのですが、大学院での勉強によって自分の知識を相対化するのが思った以上に面白いです。社会学の本では、先月も行ってきたSFのスタンフォード大学の系統を知り、対照的なバークレー大学の系統を知り、その背景にあるドイツの学者・理論(ナチズムでドイツから逃げてきた学者たち)に触れ・・・。
ややこしい理論の話の歴史的・宗教的背景を理解しながら、自分で見てきたSFの風景を思い出してみると、自分の知識や体験が有機的につながってきます。なんだか不思議な縁も感じます。
GWはあまり出かけずに、ネット経由の仕事と読書をしていますが、机の上から世界中に旅立っています。(空想癖がまた出てきたかなあ。)
ここ数年はあまり海外旅行にも行ってなかったので、今年は空想ではなくリアルな海外旅行にも行こうかな。空想に現実が重なると学習効果が大きいですからね。
しかし、勉強での知的空想(妄想?)旅行の方が安上がりかと思ってたけど、大学院の勉強も意外とお金がかかります。
2008年5月3日土曜日
2008年5月2日金曜日
虎の穴で1日落着
今日は変な1日でした。連休前でいろいろと打合せが入っておりましたが、ドタキャンあり、変更あり、皆さん、休みの前に無理してスケジュールしていたのかな。
焦ったのは、慶応大学での講演依頼ですっかり三田だと思い込んでいたのですが、直前になって日吉とわかり、慌てて異動して滑り込みセーフ!
やれやれと思いきや、その後のアポがまた三田だったので、慌てて途中の中目黒に打合せ変更して貰う。
こんな感じでGW前の仕事が片付きました、最後の食事は「虎の穴」という焼き肉屋さん。予約もナシに歩いていて名前に惹かれて入ってしまいました。オープン・エアーのお店は良い感じでした。
なんの脈絡もありませんが、昼の打合せは築地の「親鸞」というアジアン・カフェと、郵便事業会社の中にあった虎ノ門の「Postal Cafe」。なにやら慌ただしい1日でした。GWはのんびり致します。
2008年5月1日木曜日
5月の新緑の風
2008年4月30日水曜日
コンピュータ端末増殖中
・携帯(PHS)
・iPod touch
・iPod Shuffule
・電子辞書
・ICレコーダー
・デジカメ
・DS Lite
いつも持ち歩いているわけではありませんが、機能がダブっていても使い勝手やPCとの連携等で持たざるを得ないものがあって困ります。1つで全部できるようなものがあると良いですが、そうなると半端な性能になってしまうのですよね。使い勝手を優先するか、性能を優先するか、悩むところです。
クラリスワークスなんか使っていたころが懐かしいです。どうせ使い方はあんまり変わってないんだから・・・。
それにしても電車に乗っていると端末に夢中になっている人が本当に多いですね。私はあくまでも電車では読書派です。(BGMにiPodを使っていることはありますが・・・。)
2008年4月29日火曜日
飽きるのが脳の最大の能力
茂木氏の回答は、「飽きるのは脳の(人間の)最大の能力です。だから人間は進化するのです。」というようなもの。改めてなるほどですね。
更に、「飽きっぽい人は相手への依存心が強い人が多くて、自分が変わろうとしないことが多いですよ。是非、自分が変わる努力を!」という説教(?)も。これもなるほどですね。
脳の使い方は、本当に運動と同じように習慣化することが大事ですね。さて、GWの間に私の脳は進化するのか退化するのか。これからが勝負です。笑
2008年4月27日日曜日
GWっていつがスタート?
ここに来て気づいたのですが、大学院ってGW中オヤスミです。学部は授業やっているみたいでですがそこはさすがに「”社会人”大学院」ですね。(本当は先生が休みたいのかも?笑)
でも休むとき休んで、働くとき働く、学ぶときは学ぶ、それが一番効率が良いような気がします。私のように不器用な人間は一つのことに固めた方が楽です。貯まった宿題と読書と洗濯と掃除をするには最高のGWになりそうです。
さて、皆さんのGWスタートっていつ?
2008年4月26日土曜日
「ゆりかごからゆりかごまで」
CSR論、サスティナブルデザイン論、NPO特論、 etc.
今日の講義では、「ゆりかごからゆりかごまで」という話が出ました。「ゆりかごから墓場まで。」というのは、人の一生を面倒見る体制ですが、「ゆりかごからゆりかごまで」というのは、次の世代にちゃんとした世界を残そう、渡そうということです。
新聞では「持続可能な社会」といわれておりますが、次世代にはちゃんと責任を持ってわたしたいものです。(でも、この数十年間で、人類は本当に取り返しのつかない破壊をしてきました。何百年も続いてきた自然や文化や環境が近年になっていくつ壊されてしまったか・・・。)
「モノ言えない地球の代弁者」として行動しなければならない。
今日の講義で心に残った言葉です。
ところで、持続可能な社会とは、結局どれだけ他者のことを考えられるかということではないかと思います。つまり、持続可能な人間関係をもつということでもありますね。地球環境が深刻になってきたのは、もしかすると人類の人間関係が悪くなってきたせいかもしれません。確かに人間関係の持続は難しいですが、頑張らないと!
2008年4月25日金曜日
新しい人々との触れあいの中で
その触れ合いの中で自分がどんな風に振る舞っているかを考える。
これまでの自分のままでいたいのか。これまでの自分から変わっていきたいのか。
「自分」という存在は難しい。
何が本当の「自分」かはわからない。
自分が考えている自分も、
他者を意識して振る舞う自分も、
どちらも可愛い自分。
確かだと思うのは、人は他者との触れ合いの中から変化していくということ。
これまで出会った人々に感謝!
そんなことを考える、別れの3月と出会いの4月。
2008年4月23日水曜日
新任講師の 2sent
いつも行っている女子大学とは違って、対照的に男だけの授業です。工学電子系にはやはり女性は関心がないのでしょうか。隣の建築学科にはこれまた別世界のように女子学生が多いです。
毎回、授業の感想を書いて貰っていますが、「今日の講座でやる気がでました!」「今日の講義はプレッシャーでした・・・。」どちらもわかりますが、何処に焦点を置くかは悩むところです。
意見はいろいろありますが、やっぱり講義が終わった後の学生の顔を見ていると今日はうまくいったかどうかがわかります。キャリア教育という分野に携わっているのだから、やはり最後は笑顔で教室を出て行かせたいな。
やさしく、きびしく、まじめに、伝えていこうと思います
2008年4月22日火曜日
書店巡りは知的な寄り道
(先生、何とかしてよ-。)
一般の書店がどんどん街から減っているそうですね。確かに雑誌はコンビニ、専門書は都心の大規模書店、貴重本はネット探し、と近所の書店には全く行かなくなりました。
でも、大人はまだ良いですが、一番影響があるのは子供達ではないかと思います。
私の子供の頃には本屋さんは宝の山のようで、時間があれば本屋に行ってました。正直、漫画の立ち読みが一番の狙いでしたが、そのついでにいろいろな本も発見しました。やはり本屋に行くって、目的のある本を買うため(読むため)に行くだけではなく、行ったついでにいろいろな本と出会うことだと思います。
言い方を変えると、子供にとって本屋とは知的な寄り道場所だと思うのです。それが無くなってしまうとは可哀想です。今の子供達は気づいていないと思いますが、寄り道のできない環境や意識になってきています。(大学生を見ていても同じ。)
自分の見たいものだけ見て、関心のあるものだけ手に入れる。それは無駄の無い直線の人生のようですが、個人的にはつまらないキャリアだと思います。(寄り道だらけの人生をおくってきたひがみかな?笑)
一方で、見たくないものを押しつけてくる最近のメディアのマーケティング手法にも閉口ですが。
2008年4月21日月曜日
メーラーを変える
今まではずっとEudoraを使ってきました。初めてネットに接続して以来、何年も使ってきたのですが、ついに製造元が開発を終了してしまいました。
それに、最近使い始めたVISTA(重い!使いづらい!)だと頻繁にエラーになったり、文字化けするようになりました。
一つのものを使い始めると、誰がなんと言おうと延々と使い続けるタイプなのですが、背に腹は代えられなくなりました。もしかすると、VISTAをXPにバージョンダウンしてまた使い始めるかもしれませんが・・・。
今のEudoraには実はあまり愛着は無かったりするのですが、最初の頃のバージョン(マックで使用)は、メールを届けてくれるニワトリが大好きでした。 (でも、あの頃はメール自体が少なくてネットものんびりしてましたねえ。)
2008年4月20日日曜日
久しぶりの読書
それで改めて感じるのは、最近は読書してなかったなあ、ということです。
今までも仕事に関係ある分野の専門書や雑誌や新聞や、たまに小説等も読みましたが、あれは読書ではなく仕事ですね。何かこう、自分の世界が広がるような視点とか、自分という存在を改めて考えさせられるような本を読みたいと感じます。
ネットに常時接続されていると、いつも何かに追われるように仕事をしていたり、意味もなく時間を浪費して同じページを何度も観ていたりしていけません。
今はその気になれば、大学院の研究室や図書館に引きこもれるので、うまく時間を使っていきたいものです。ただ、自分の意志さえあればいいんだから。私のカウンセリングの先生が言っておりました。
「キャリアとは、人生の時間の使い方だよ。」
声が出ないと誰にも会えませんが、それはそれで良い日曜でした。
さて、明日からの時間の使い方を真面目に考えよう・・・。
2008年4月18日金曜日
声が出ない
そのまま東京に戻り、夜からは授業で発表の当番だったので、絞るように声を出しつつ何とか終えたら、今朝は殆ど声が出なくなっていました。
今日の大学院での授業では、かすれ声になりつつも何とか乗り越えましたので、明日は一言も声を出さずに過ごす予定です。自宅に引きこもって宿題&読書&ネット三昧です。
しかし、集中していると風邪を引いているのも気づかないものですね。花粉症と思い込んでいたからかもしれませんが、知らぬ間に風邪をひいて、知らぬ間に直っているとは。(実はこの不思議な状態をここ数ヶ月何度か体験。)
2008年4月16日水曜日
作法を学ぶ
大学院の論文の指導教官の先生は、論文を書くことは学会での「作法」を学ぶことです、とおっしゃいます。面白い言い方ですが、的を射ていると思います。
実務の世界でそれなりに仕事をしてきたので、実社会で必要なテクニックや戦略は身につけているつもりですが、それを汎用的で社会一般にも通用するものにすることが、大学院で学ぶということだと思っています。
気分的には、戦国大名が千利休に茶道を教えて貰っているような感じです。(でも、元々不作法な人間なので四苦八苦しています。笑)先生は、声楽をやっていた音楽家(クラシック)と、自己流でバンドをやってきたミュージシャンの例をあげておりましたが、やっぱり基礎や理論は大事です。
でも、どっちから入っても良いと思います。最後の判断は、誰かの役に立てるか、だと思っています。
2008年4月14日月曜日
2008年4月11日金曜日
2008年4月10日木曜日
机上からの世界旅行
今日の授業ではイタリアのPlatoという繊維産業の集積地が題材で、ビデオもあり楽しい講義でした。アルマーニやヴェルーチを支える中小企業群は、職人と経営者が人間的に濃い関係を持って働いているのが興味深いです。日本でも京都の西陣織とか似たような産業を形成していると思います。
今日は世界のあちこちの街に思いを馳せながら授業を受けておりました。「仕事に病んで夢は世界を駆け巡る」笑またしっかり宿題も出されちゃいました。さて今日は5時起きで岡山に授業に行きます。だんだん寝る時間が少なくなってきた・・・。
2008年4月8日火曜日
2008年4月6日日曜日
大学院初日講義
が、さすがは少数精鋭の社会人向けの専門大学院、受講生は4人。(授業の密度は濃いけれど、ちょっと教室が寒いかな。)先生は経済企画庁ご出身の元キャリア組で、今日の講義は「構造改革論」で総論的な内容でした。90分授業が2コマあり、久しぶりにノートを取りながら教授の講義を受けてきました。(ノートを取る腕の筋肉が落ちててつらいです。字が汚くなった・・・。)
しっかり英文資料の宿題まで出ました。ああ、学生気分というのが懐かしい。(今年は改めて英語の勉強もし直そうかな。)